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流れるままに生きている


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宵

Author:宵
ginoです。じのと読みます。
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2011.09.16  no title <<23:46


そう、燃やしてしまおうと思ったのだ。








長い月日を流してきた私は、私という存在を持て余していたのだ。
死が、永久にやってこないという確立された死が何度となく私を殺したのだ。
死は友であり、いつしか併走するようになり、私の孤独を唯一癒やすものとなった。

長い長い月日の中で、いつしか私が私たちの王になり
またさらに尊重尊厳という名の敬遠が膜を張り続ける。
私にはただ、持て余すだけの長い月日だけが残る。
死はやってこない。友であったはずの死は、膜に阻まれてこちらにやってこられないのだ。



美しい髪。美しい、人。あなたがこちらの王なのね?



うたったのはかの、紅い人だ。
紅い女は膜の向こう側かららんたんをひとつ、掲げこちらがわをじっとみた。
人の子、限りある豊かな、生。
流れているもの。



人ではないよ。私は人になりそこなったのだ。あなたのように、己の足で歩くことさえ許されず、王などと、いえようか。


王。王様。あなたはとても美しいのね、それに、とても気高いわ。でも、とてもとても寂しい人。


さみしい。そうだ、つめたく流れるだけの月日。声をかける友も、愛すものもなく、ただ、流れる月日を眺めている、だけ。


あなたにはあなたの成すべきことが用意されているはずよ。限りある私たちでさえそうなのだから、限りないあなたにはもっと沢山の


何かが。












らんたんがひとつ、揺れている。
頼りなく、しかし炎は揺るぎなく鮮明に。
猫は自分が暖炉のそばで丸くなっていることに気がついた。
パチパチとはぜる火が、覚醒を告げている。


紅い、焔のような夢だ。
恐ろしい。あの永久が迫ってくる。

長い髪は誰のためだったか。
かの、紅い女が笑っていたように思う。

猫は暖炉の火を睨みつけて軽くのびをする。
それからチラリと部屋の主の存在を確認すると、するりとベッドの脇へ移動した。

すらりと伸びた影。
銀色の髪と白い肌。不可思議な瞳の色。
猫はその姿のまま、ベッドで眠る主を見つめる。
あの日、己の寂しさを埋めるべく人でなくなった女の末裔。
そして奇しくも、最初の紅と同じ名をもつ少女。
紅の終結。
運命を背負い、生まれてきた少女。


何処へと向かうのだい、その足で


かつて、私がそうであったように、君が自らの強大すぎる力に押しつぶされて仕舞わないようにと
願えば良いか、祈れば良いか。
しかし神などというものはとうの昔にこの世界を見捨てたのだ
今は闇の世界の王がいるのみ、あれには願いも祈りも届きはしない


さあ、愛しい紅の子よ
その足でおゆきなさい
私は君の刃となり朽ちることでこの長い月日と別れを告げるのだ

さあ、終焉への一歩を共に
まいろーど
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